部局ニュース

教育学研究院が西興部村と連携協定を締結

協定書を取り交わす小内研究院長と高畑西興部村長(右)

協定書を取り交わす小内研究院長と高畑西興部村長(右)

 教育学研究院はオホーツク管内西興部村との間で連携協定を締結し,12月22日(月)に西興部村役場庁舎で小内 透教育学研究院長と高畑秀美村長が出席して調印式を行いました。
 教育学研究院は,平成22年度から平成27年度までの中期計画において,社会との連携を通じて,研究成果を積極的に社会に還元するとともに,研究院の研究活動を国際的に広く発信することを目標に,地方自治体等と連携し,教育課題の解決を充実させることを目指して活動をしてきました。道内の自治体との連携協定は喜茂別町に続き,この度の西興部村が2番目となり,「学校教育及び生涯学習」や「地域の福祉」等について相互に協力していくことが合意されました。
 西興部村と本学との連携は,平成19年から高等教育推進機構・生涯学習計画研究部門がインターネットを利用して,公開講座を本学会場と西興部村公民館を結んで実施したことを契機としています。一昨年には,若手酪農家や中学生など同村の未来の担い手を対象にした面接調査を実施,昨夏は教育学部生が西興部村中学校を訪問し,中学生の学習支援を行う交流を行っています。
 西興部村は我が国の農村地域に共通する過疎と高齢化に直面しながらも福祉と教育を大切にした村づくりをすすめ,「平成の大合併」に際しても,合併をせずに地域の発展を図る選択をし,「小さくても輝く村づくり」を進めてきました。教育学研究院は,そうした取組みから学び,北海道の地域の人々の生活に根ざした研究と教育を発展させていきたいと考えています。

(教育学院・教育学研究院・教育学部)

前のページへ 目次へ 次のページへ