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車窓に映る夕日

2010.4.24 室蘭本線 北舟岡〜伊達紋別(伊達市)
春分の日を過ぎると日没時間は日に日に遅くなり,春分の日から1ヶ月ほどが経過した4月末での日の入りは18時30分頃になる。この時期の黄昏時に,噴火湾沿いの室蘭本線を往く列車の車窓からは,海の向こうに沈み行く夕日を眺められる。写真は上野行きの寝台特急列車「カシオペア」である。海辺にある北舟岡駅を同列車が通過するシーンを後追いで狙ってみたところ,偶然ではあるが,噴火湾に落ちる夕日を車窓に写しこむことができた。この車窓の向こうで,乗客も夕暮れの情景を愉しんでいることであろう。
情報科学研究科 准教授 山本 学