全学ニュース

平成27年度北海道大学公開講座
「人と環境が抱える難問〜その解決の最前線〜」が終了

 7月2日(木)から23日(木)まで,本年度の公開講座(全学企画)を開催しました。
 昭和52年の開始から数えて40回目となる今回の講座では,「人と環境が抱える難問〜その解決の最前線〜」をテーマに,暮らしに密着した話題から国境を越えてグローバルに広がる問題まで,現代社会の多岐にわたる「難問」を研究する本学の教員8名が講義しました。平和と安全保障の問題や,放射性廃棄物の処分,人獣共通感染症をはじめとして,時宜を得たトピックが並んだ講座内容は受講者から高い評価をいただきました。
 また今回は,より幅広い年代層の受講を促すための新たな取り組みとして,従来,すべて平日夕方に行ってきた講義の一部を休日(7月20日(月・祝))の昼間に実施しました。この試みも多くの受講者からご好評をいただき,特定回のみの受講者は,例年延べ15名ほどのところ,本年度は延べ30名以上となりました。
 各回の講義終了後には受講者から熱心な質問が寄せられ,生涯学習に対する意欲の高さが感じられました。
 最終講義の終了後には閉講式が行われ,全8回中6回以上出席した83名の受講者に修了証書が授与されました。

各回の講義題目と講師

第1回「がんに対する動体追跡陽子線治療」(医学研究科 教授 白𡈽博樹)
第2回「相互扶助の社会環境−先人有島武郎の道−」(文学研究科 教授 中村三春)
第3回「日本における作物栽培の現状と将来展望」(農学研究院 特任教授 岩間和人)
第4回「どうする?!核のごみと鉱山廃水」(工学研究院 教授 佐藤 努)
第5回「インターネットは福音か,災いの源か」(法学研究科 教授 町村泰貴)
第6回「平和は可能か−日本の安全保障を考える−」(公共政策学連携研究部 教授 遠藤 乾)
第7回「エボラウイルス研究の最前線」(人獣共通感染症リサーチセンター 教授 高田礼人)
第8回「若者にみる難問・若者が挑む難問−地域青年活動の歴史と現在−」(教育学研究院 准教授 辻 智子)

講義に聞き入る受講者

講義に聞き入る受講者

修了証書の授与

修了証書の授与

(学務部学務企画課)

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