7月2日(木)から23日(木)まで,本年度の公開講座(全学企画)を開催しました。
昭和52年の開始から数えて40回目となる今回の講座では,「人と環境が抱える難問〜その解決の最前線〜」をテーマに,暮らしに密着した話題から国境を越えてグローバルに広がる問題まで,現代社会の多岐にわたる「難問」を研究する本学の教員8名が講義しました。平和と安全保障の問題や,放射性廃棄物の処分,人獣共通感染症をはじめとして,時宜を得たトピックが並んだ講座内容は受講者から高い評価をいただきました。
また今回は,より幅広い年代層の受講を促すための新たな取り組みとして,従来,すべて平日夕方に行ってきた講義の一部を休日(7月20日(月・祝))の昼間に実施しました。この試みも多くの受講者からご好評をいただき,特定回のみの受講者は,例年延べ15名ほどのところ,本年度は延べ30名以上となりました。
各回の講義終了後には受講者から熱心な質問が寄せられ,生涯学習に対する意欲の高さが感じられました。
最終講義の終了後には閉講式が行われ,全8回中6回以上出席した83名の受講者に修了証書が授与されました。