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経済学部で第2回プレゼン大会を開催

 10月17日(土)に経済学部主催「第2回プレゼン大会」を開催しました。一昨年までの「プレゼン・ディベート大会」からの通算で12回目となる本大会には,総勢9チームが参加しました。昨年よりも参加チーム数は増えており,リニューアル後の大会が学生に浸透し始めているものと思われます。
 当日は,本年度のテーマである「新幹線,北海道にどう活かす!?」に沿って,各チームによって,多様な視点に基づく独創的な発表が行われました。また,各チームの発表に対して,参加学生から的確な質問が多数なされました。3時間超にわたって緊張感を維持した発表と論戦が繰り広げられ,質問・議論の時間が短く感じられるほど,充実した内容でした。また,メディアからの取材もあり,学生にとっては,準備に時間をかけたプレゼンのしがいのある大会になったものと思われます。
 参加チームからは「他チームの独創的な発表を聞くことができて良かった」「他チームのプレゼンや質疑応答を見て刺激になった」という意見や,今後に向けて「質問時間をもう少し長くしてほしい」という感想が寄せられました。来年3月に開業する北海道新幹線の活用法を模索しながら,参加した学生たちは新幹線開通が北海道にもたらす様々な影響,北海道の現状及び将来について,理解を深めていったものと思います。各チームの発表が事前の予測を大きく上回る秀逸さであったため,レフェリー間での審査も熱のこもったものとなりました。最終的には以下の3チームが表彰対象となりました。
 優勝チーム「和田ハウスプレゼン部」は2年生チームながら,プレゼンに関するスキルの高さ,内容の完成度でレフェリーからの高い評価を集めました。話し方も聴衆を引き付けるように,多くの工夫がなされていました。提案の内容も,新幹線で貨物と乗客を輸送する貨客混載という従来では実現できなかったプランをデータに基づいて提示するという,極めて野心的な内容でした。準優勝チーム「吉見ゼミ」は,北海道新幹線の道内最初の駅である木古内町において,万北博覧会という,北海道内の多くの地域による常設博覧会を設け,道内全体に新幹線による波及効果をもたらす計画が提案されました。同チームのデータに裏打ちされた手堅いプレゼンも高い評価を受けました。3位チーム「らぶりーあいかわ(高井ゼミ)」は,八雲駅付近に全天候型観光施設としてカジノ・リゾートを作り,全シーズンで新幹線の利用者数を増やすというアイデアが評価されました。
 なお,参加学生や観覧者総勢で60人ほどの来場者があり,大会終了後の茶話会も含めて,盛況のうちに大会を終えることができました。参加した学生の皆さん,来場者の皆様にお礼申し上げます。
プレゼンの様子 プレゼンの様子

プレゼンの様子

(経済学研究科・経済学部)

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