合同ワークショップには,ダルエスサラーム大学の教職員8名と在タンザニア日本国大使館職員1名及び日本から参加した教職員等で,農学,医学,理学,国際連携の4つのグループに分かれ,研究紹介や今後の大学間交流に向けた話し合いが行われました。
続いて留学説明会では,ダルエスサラーム大学開発学研究所のエスター・ドゥングマロ所長による挨拶の後,同大学クスバート・キマンボ副学長補佐と吉田雅治在タンザニア日本国特命全権大使から歓迎の言葉があり,本学の寺尾宏明副学長が挨拶を行いました。その後,独立行政法人日本学生支援機構の太田隆文留学情報課長より,日本の留学生支援に関する説明と,在タンザニア日本国大使館の下條 匠書記官より国費外国人留学生制度に関する説明があった後,独立行政法人国際協力機構タンザニア事務所の梅津 径氏よりアフリカの若者のための産業人材育成イニシアチブプログラムについて説明がありました。また,日本留学経験のあるドゥングマロ所長とタンザニア通信規制庁のエマニュエル・マナセ主任研究員からは,日本に留学した際の体験談について発表がありました。最後に,留学説明会に参加した各大学より大学紹介が行われ,参加者は熱心に聞き入っていました。
本留学説明会には,ダルエスサラームの高校生,大学生と教職員など350名以上が参加し,説明会を行っている間,訪れる学生が途切れないほど盛況となり,留学に関する関心の高さがうかがえました。また,留学説明会と並行し,本留学フェアに日本から参加した大学等の機関及び独立行政法人国際協力機構がブースを出展し,日本留学に関心を持っている学生の相談に対応した他,資料参加した9大学※のパンフレットも配布しました。
これらの行事により,研究交流を促進し,また,日本留学に関するより多くの情報を現地の学生,教職員に直接提供することで,アフリカからの留学生数の増加が期待されます。
ルサカオフィスでは今後も,サブサハラ地域からの日本留学促進のため,留学説明会の実施,教育・研究機関等との連携拡大,教員や学生の相互交流の促進を行っていく方針です。


