GI-CoRE量子医理工学グローバルステーションは,3月3日(木)・4日(金)にスタンフォード大学放射線腫瘍学科と合同で第3回GI-CoRE量子医理工学シンポジウムを医学研究科学友会館フラテにて開催しました。
平成26年4月に国際連携研究教育局(GI-CoRE)が設置されて以来,量子医理工学グローバルステーションでは,最先端の放射線医学,放射線生物学,医学物理分野の研究を進めてきましたが,第3回目となる本シンポジウムではスタンフォード大学のみならず,ジョンズ・ホプキンス大学,大阪大学からも講師陣を招へいし,イメージング研究,肝臓がん・肺がん治療,腫瘍微小環境研究,及び最新の陽子線治療等,世界をリードする量子医理工学研究について合計11講義を実施しました。参加者からも研究内容に関する多くの質問や意見が出され,活発な質疑応答及び意見交換が行われました。なお,公募した一般演題には,インド,中国,パキスタン,ベトナム,米国等,国際色豊かな21通の応募があり,うち8名がポスターアワードを受賞し,レセプション中に開催された授賞式で,量子医理工学グローバルステーション長の白𡈽博樹教授から表彰状が授与されました。
本シンポジウムには最先端の研究に従事する国内外の研究者を含む141名が参加し,世界的な研究拠点としての量子医理工学グローバルステーションの更なる飛躍に寄与するディスカッションの場となったばかりでなく,平成29年4月に開設される医理工学院に向けての貴重な情報交換の場となりました。