レクリエーション

平成27年度 北大山岳会山行記録

 北大山岳会は,昭和26年に北大職員レクリエーション団体活動の一環として,山岳またはスキー愛好の有志を以って組織された歴史と伝統ある親睦団体です。春から秋を中心に年5〜6回,日帰りで道内の山を登っています。今年度は遠藤山(6月20日),大雪山・黒岳(7月11日),ニセイカウシュッペ山(8月8日),上ホロカメットク山(9月5日),シャクナゲ岳(10月3日)の5回の山行を実施しました。その中から天候に恵まれた大雪山・黒岳とニセイカウシュッペ山の山行を報告します。

大雪山・黒岳 7月11日(土)
 黒岳ロープウェイで高度を上げていくと,凌雲岳,上川岳など大雪の山並みが見えてきます。リフトを下りると,国道を挟んで向かい側の北大雪の山々(ニセイカウシュッペ山など)もはっきりと見えてきます。絶好の天気に意気揚々と登り始めました。登りが1時間ちょっとで楽勝かと思っていましたが,天気が良すぎて意外と苦戦し,暑さに耐えて登り続けました。やっとたどり着いた頂上には,雪渓の残った大パノラマが広がっていました。

ニセイカウシュッペ山 8月8日(土)
 札幌を午前5時30分に出発しました。途中,雨に降られましたが登山口に着く頃には陽が差し始め,良い登山になりそうだと胸が弾みました。登山道は所々ぬかるんではいましたが,日に焼けることもなく快適に歩くことができました。稜線上へ出ると雲も晴れ,乾いた心地良い風が吹きぬけていきました。見晴らし台に立つと,雲海に浮かぶ黒岳をはじめとする山々がすばらしい展望を見せてくれました。頂上へ至る沢沿いの登山道には,クルマユリをはじめとする数々の高山植物が咲き乱れ,花の蜜を求めて高山蝶が舞っていました。出発から約3時間,正午には全員が頂上に到着しました。雨のために中止になることが2回あり,3年越しの念願が叶えられた一日となりました。
快晴の黒岳山頂

快晴の黒岳山頂

ニセイカウシュッペ山頂

ニセイカウシュッペ山頂

(北大山岳会)

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