北海道地区国立大学連携教育機構では,7月6日(水)に「北海道地区国立大学における教職員及び学生の個人情報の取扱いに関する研修会」を高等教育推進機構N1講義室において開催しました。
同研修会については,現在,北海道地区国立大学で推進している北海道地区国立大学教養教育連携実施事業において,大学間で教職員及び学生の個人情報を取り扱っていることから,各大学の事務職員を対象に,個人情報の取扱いに関する意識向上を図り,適正な事務処理を遂行することを目的として,平成26年度から実施しています。
今年度は,「サイバーセキュリティの意識改革」をテーマとして,本学情報基盤センターの南 弘征サイバーセキュリティセンター長が講演を行いました。
南センター長は,高等教育機関におけるサイバーセキュリティの現況と問題点,個人情報保護に関するガイドラインの解説,「標的型攻撃」や「水飲み場型攻撃」等の具体的な手口及び実践的な対策方法について,具体的な事例を交えながら講演を行いました。
同研修会は,双方向遠隔授業システムにより,本学会場と本学函館キャンパス及び北海道地区の国立大学に接続して行われ,約200名が参加しました。
参加者からは,「日常的に多くの個人情報を扱う職務なので,気をつけなければと改めて意識できて良かった」「どのような手口で情報が奪われるのかがわかった。自分が当事者であるという意識をしっかり持ち,気を配ることが重要だと感じた」等々の意見が寄せられ,同研修会を通じて,個人情報の取扱いに対する意識向上が図られました。