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イノベーション・エコシステムマッチングサミット
in HOKUDAI 日立北大ラボ開設記念式典を開催

 産学・地域協働推進機構では,7月15日(金),FMI国際拠点に株式会社日立製作所のラボの開設を記念した「イノベーション・エコシステムマッチングサミット in HOKUDAI 日立北大ラボ開設記念式典」を開催しました。
 本式典は,民間等の外部機関と共通の課題について継続的な共同研究を実施することにより,社会的に高い付加価値を持つ産業を創出し,社会イノベーションを推進することを目的として平成26年度から創設した「産業創出講座等制度」に基づき,今回,株式会社日立製作所 研究開発グループが,産業創出部門として本学内に「日立北大ラボ」を開設したことを契機に,北海道経済のありたい未来を展望し,北海道イノベーション・エコシステムの創生をめざすという趣旨のもと,北海道内の産学官の関係者が一堂に会するキックオフミーティングとして開催したものです。
 サミットでは,高橋はるみ北海道知事及び橋賢友北海道経済連合会会長から来賓祝辞をいただき,鈴木教洋日立製作所執行役常務CTO及び山口佳三総長から主催者挨拶が行われました。続いて,山田真治日立製作所基礎研究センタ長から「日立エンベデッドラボ構想」の概要説明が行われ,研究説明では,吉野正則日立北大ラボ長から「日立北大ラボの計画」,玉腰暁子医学研究科教授から「COI(センター・オブ・イノベーション)」,齊藤誠一北極域研究センター長から「北極域研究センター」,西井準治電子科学研究所所長から「電子科学研究所」の研究内容についての紹介が行われました。次に,坂本修一文部科学省産業連携・地域支援課長による「今求められる大学発イノベーション」の基調講演が行われ,連携事例発表では,松野 哲岩見沢市長から「『健康経営都市』具体化に向けた日立北大ラボとの連携への期待」,横内龍三北海道経済同友会代表幹事から「北極海航路への期待」の発表が行われました。ミニシンポジウムでは,モデレーターとして川端和重理事・副学長,パネリストとして辻 泰弘北海道副知事,吉岡 亨札幌市副市長,松野岩見沢市長,株式会社北海道二十一世紀総合研究所の中村栄作代表取締役社長,鈴木日立CTO,コメンテーターとして坂本文部科学省課長がそれぞれ担当され,北海道経済のあるべき未来像と日立・北大への期待について活発な議論が行われました。
 最後に,鈴木日立CTO及び山口総長による調印式が行われた後,ネットワーキングパーティーが行われ,相互に有益な情報交換がなされ,盛況のうちに閉会となりました。
高橋北海道知事の挨拶

高橋北海道知事の挨拶

松野岩見沢市長の発表

松野岩見沢市長の発表

ミニシンポジウムの様子

ミニシンポジウムの様子

鈴木日立CTOと山口総長(左)による調印式

鈴木日立CTOと山口総長(左)による調印式

(産学・地域協働推進機構)

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