北海道大学病院では,栄養管理部と院内レストランROYALとのコラボレーション企画により,病院食を一般向けにメニュー化し,9月5日(月)から同レストランでの提供を始めました。
栄養管理部では,塩分量や栄養バランスに配慮した病院食の長所を維持しながら,食べやすさ,おいしさにこだわったレシピの開発を進めています。生活習慣病の栄養指導や,入院患者さんの栄養サポートから得られたノウハウを活かした健康レシピの集大成として,昨年8月にレシピ本「北海道大学病院のおいしい健康ごはん」を出版しました(同書は,一般の書店やインフォメーションセンター「エルムの森」等で発売中)。
同書の出版後,本院では,外来患者さんやそのご家族にも病院の食事を知ってもらいたいと院内レストランにおけるメニュー提供を検討していたところ,同書の出版を知ったレストラン側も献立のメニュー化を考えていたことから,この度のコラボレーション企画に至りました。当面は「ザンギ定食」「鮭の南蛮漬け定食」「さっぱり牛しゃぶ定食」「切り干しdeナポリタン&鮭のマスタード焼き定食」の4メニューから1献立を週替わりで提供していきます。
栄養管理部長の武田宏司教授は「すでに生活習慣病と診断された方はもちろん,予備群と診断されて不安に思っておられる方,あるいは病院食に関心を持っておられる方など多くの方に,ぜひ召し上がっていただきたい」と話しています。