観光学高等研究センターでは,平成28年度公開講座「明日の観光を考える」を,11月10日から12月22日までの毎週木曜日,全7回にわたり実施しました。例年,リピーターの受講者も多い人気の公開講座で,今年も約40名が熱心に受講しました。
今回は,6名の講師が一つのテーマを担当し,受講者には各回で「宿題」が課せられるという初めての試みをしました。講師陣は「ロングトレイル」「エコツーリズム」「樹木葬」「まなざし」「インバウンド」「世界遺産」といったテーマを用意し,受講者はテーマに関連した問題提起を受けて,自身の意見やアイデアを講師陣に提出し,講座の中で双方の意見を議論することができました。
聴講するだけではないインタラクティブな講座形式にしたことで,受講者と講師陣が対話することができ,受講者の皆様には各回のテーマについて,より深く考えていただけたと思います。講師陣も宿題の回答から,受講者のテーマに対する関心の高さや,こうした相互コミュニケーションの必要性を感じる好機となりました。来年度もより良い公開講座を開講することを目指し,企画していきたいと思います。

