総合博物館3階S301室にて,11月8日(火)から3月5日(日)まで,「はじめての人工雪−誕生80年記念企画 中谷宇吉郎展」を開催しています。
「雪は天から送られた手紙である」の言葉で知られる中谷宇吉郎教授が,昭和11年3月12日に,本学の常時低温研究室において,世界で初めて人工雪を製作してから80年となります。本展示では,世界初と認定された人工雪結晶の顕微鏡写真や,様々な気象条件を作り上げ雪の結晶を成長させる人工雪成長装置(複製)をはじめ,本学に低温科学研究所が設立されるに至った数々の業績の他,雪の科学者であり随筆家・芸術家としても多才であった中谷教授について紹介しています。
なお,総合博物館1階「北大のいま―挑戦する北大」の北極域研究センター展示では,現在の航空機の安全運行に活かされている中谷教授の着氷や霧の研究を紹介するパネルや貴重な資料を常設展示しています。

