12月10日(土)・11日(日)に,北広島クラッセホテルで脳科学研究教育センターの合宿研修を行いました。平成25年度から,多くの関係者が参加しやすいように札幌近郊で開催しています。
研修には,渡邉雅彦センター長をはじめ,文学,医学,理学,薬学,生命科学,教育学,保健科学の各研究科・研究院・学部に属する教員16名,大学院生13名,学部生3名,事務職員2名の計34名が参加しました。2日間の研修では,口頭による大学院生・学部生の研究発表(研修I〜V),基幹教員等の講演(研修W・Y・Z),センター長講話(研修X)を行いました。大学院生の発表では,ようやく研究が本格化し始めたばかりの修士課程1年生だけでなく,昨年も合宿に参加した修士課程2年生や博士課程の履修生の研究成果を聞くことができ,研究の進捗を知ることができました。発表会では大変活発な質疑応答があり,各発表とも予定時間を超えて議論が続きました。また,渡邉センター長からは,「脳は若いうちに:シナプスの刈込みと可塑性」と題して,脳の発達に関した最先端の知見を織り交ぜた講話がありました。これらの研修を通して脳科学研究への理解を深めると同時に,深夜に及ぶ懇親会も含め,部局を超えた学生と教員の間の実質的な交流を行いました。
この合宿研修は,とかく所属研究室の研究テーマや研究手法に偏りがちな大学院教育を,その垣根を越えて融合させることを目指す本センターの最も重要な活動の一つです。平成25年度から試行している本専攻の修了生と学部生の参加や札幌近郊のリゾートホテルでの開催も大変好評で,来年度もより多くの関係者の参加を期待しています。


