2月27日(月),総合化学院と南京大学化学化工学院(中国)との間で,ダブル・ディグリー・プログラム(DDP)覚書調印式が,大熊 毅総合化学院長とShuhua Li南京大学化学化工学院長ほか両校の関係者13名列席のもと,南京大学で行われました。総合化学院では,平成28年10月の国立台湾大学工学院に続く2件目のDDP締結となります。
南京大学は中国を代表する大学の一つで,国際交流にも積極的な大学であり,今までに世界70以上の国や地域から留学生を受け入れています。韓国やドイツからの留学生が多く在籍し,日本からの留学生も増えています。
本学と南京大学との交流は,理学研究科(当時)が平成17年3月に部局間交流協定を締結することで研究者及び学生交流を深め,特に,先端化学に関する交流シンポジウムを毎年交互に開催することで,連携を強化してきました。平成18年5月に締結された大学間交流協定によって,理学だけでなく,他の分野でも研究者や学生の派遣・受入れが行われ,全学的な広がりを持った交流に発展してきました。以来,毎年相互訪問によって開催するシンポジウムを中心に招待講演や学生による発表を行っており,その交流を通じた共同研究の成果も上がってきています。平成22年からは総合化学院を中心に本学のみならず物質・材料研究機構をはじめ外部組織とも連携し,その交流をさらに拡大しました。
最近では,それまでの短期の学生派遣・受入れによる交流に加えて,リーディングプログラム,ラーニング・サテライト(LS),サマー・インスティテュート等のプログラムを通じて,教育研究における連携を深めてきました。連携開始10周年を記念して開催した平成26年のシンポジウムからは,講演会終了後においても学生が相互に滞在し,本学と南京大学の教員から相手側大学院生とともに集中講義を受講し,参加学生に単位認定を行っています。平成27年9月には南京大学で本学の授業を行うLSを実施し,双方の大学の受講学生あわせて27名がそれぞれの大学で単位を取得しました。これらの交流実績の下に,今回のプログラムが実現しました。
本締結により,分子化学,物質化学,生物化学などの総合化学分野に拡大する両大学の更なる教育・研究交流の推進が期待されます。

