部局ニュース

北大−NIMSジョイントシンポジウムを開催

 4月21日(金),フロンティア応用科学研究棟レクチャーホール(鈴木章ホール)において,本学及び物質・材料研究機構(NIMS)主催による「北大−NIMSジョイントシンポジウム」を開催しました。
 本学とNIMSは,平成16年に締結した包括連携協定を基に現在に至るまで活発な研究交流や人材交流,人材育成を進めてきました。特に人材育成においては教育連携を深めており,平成20年4月に工学研究科化学系専攻内に連携講座,同年5月には理学院化学系専攻内により緊密な関係を持つ連係講座が設置され,現在の総合化学院総合化学専攻内の「無機物質化学講座」の一部及び「機能物質化学講座」へと進展しています。さらに平成20年9月には,生命科学院生命科学専攻内に連係講座として「フロンティア生命材料科学分野」が,同21年5月には,理学院物性物理学専攻内に「先端機能物質物理学分野」が設置され,化学系連係講座とともに,活発な教育・研究活動を展開してきました。今回,これらの連携・連係の歴史を振り返るとともに,今後さらなる発展を祈念して,組織間・専攻間交流を深めるべく本シンポウムを開催しました。
 シンポジウムは,大熊 毅総合化学院長の開式の辞で始まり,名和豊春総長及び長野裕子NIMS理事による開会の挨拶,魚崎浩平NIMSフェローによる「北大−NIMS連携について」,その後,「化学連携について」「物理連携について」「生命科学連携について」と題して,網塚 浩理学院長,山下正兼生命科学院長をはじめとする本学の教員及びNIMSの客員教員による講演が行われました。
 午後からは,「化学」「物理」「生命」の各分野による学術講演会が行われ,昨年度まで総合化学院の客員教授としてご尽力いただいた室町英治NIMS審議役,魚崎NIMSフェローによる講演では,これまでの教育研究活動を振り返りつつ,本連係における今後の期待が話されました。また,本学の教員及びNIMSの研究者からは,最先端の研究内容が紹介され,さらに本年度から新たに客員教員に就任されたNIMSの研究者からは,今後の教育研究の展開に向けた強い意気込みが語られました。最後に,橋本和仁NIMS理事長による挨拶でシンポジウムは終了しました。シンポジウムの会場には,本学の教員,NIMSの研究者及び本学の学生等,総勢170名程の参加があり,熱気に溢れる講演に会場の参加者から多くの質問が寄せられました。
 シンポジウム終了後には,センチュリーロイヤルホテル20階「ノーブル」にて懇親会が行われ,本学及びNIMSにおける教育研究に係る意見交換が和やかな雰囲気のもと,さらに活発に行われ,双方にとって有意義な交流となりました。今後,さらに交流を深め,本学及びNIMSのより一層の連携・連係を推進していきたいと考えています。
シンポジウム集合写真

シンポジウム集合写真
 

名和総長(左),橋本NIMS理事長(右)による挨拶

名和総長(左),橋本NIMS理事長(右)
による挨拶

懇親会集合写真

懇親会集合写真
 

室町NIMS審議役(上),魚崎NIMSフェロー(下)による退任記念講演

室町NIMS審議役(上),
魚崎NIMSフェロー(下)による退任記念講演
 
 

(上)大熊総合化学院長による開会の辞,(下)網塚理学院長(左),山下生命科学院長(右)による講演

(上)大熊総合化学院長による開会の辞,
(下)網塚理学院長(左),山下生命科学院長(右)
   による講演
 

(上)懇親会にて名和総長(左),   橋本NIMS理事長(右)の挨拶,(下)橋本NIMS理事長(左),名和総長(中央),   西井準治理事・副学長(右)

(上)懇親会にて名和総長(左),
   橋本NIMS理事長(右)の挨拶,
(下)橋本NIMS理事長(左),名和総長(中央),
   西井準治理事・副学長(右)

(総合化学院)

前のページへ 目次へ 次のページへ