第96回サイエンス・カフェ札幌「鶴の今昔、拝見つかまツル!〜古文書から読み解くツルの生態〜」

「ツルの生態」を研究するのは誰でしょうか。生物学者?環境学者?それとも……?
ゲストは歴史鳥類学者の久井貴世さん。「ツルと人との関係史」をテーマに、生態学、歴史学、そして考古学など、多角的な視点で研究を展開してきました。今回のカフェではツルのなかでもタンチョウを中心に取り上げ、「ツルと人との関係」について、みなさんと一緒に考えます。
古くから、タンチョウはその美しさから高貴な存在とされ、私たち人間と密に関係しあってきました。明治時代に絶滅の危機に瀕したことで保護されるようになりますが、それ以前の生息実態は、実は十分に解明されていません。昔のツルはどこに、どのように生息していたのか。それは現在ではどの種に当たるのか。そもそもツルは何と呼ばれていたのか。久井さんは古文書などを用い、江戸時代から近現代までの「ツルの生態」を明らかにしてきました。さらには、資料を読み解くことで、現在からは想像もつかない「ツルと人との関係」が見えてきたといいます。
「ツルの生態」とは、そして「ツルの歴史」とは一体、何を指すのでしょう。「ツルと人との関係」は今、どうなっているのでしょう。今回のカフェを通して、「科学」に対する新たなまなざしに触れてみませんか?いざ!鶴の今昔、拝見つかまツル!
開催日
2017年9月10日 (日) 終了
時間
14:30~16:00(開場/14:00)
場所
参加費
無料
申込方法
事前申込なし。当日会場へ直接お越しください。
定員
約80名
主催
北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP・コーステップ)
連携
TERRACE
URL
http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/contents/article/1657/
- 掲載日:2017年8月18日