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秋がやってくると、小学校の頃に好きだった女の子が「ちッサイあーき、ちいさいあーき♪」と音楽の時間に歌っていたのを思い出す。「チアキ」という自分の名前をささやかれているようで、心臓がバクバクした記憶がいまでも残っている…。さて、そんな「恋する秋」をはじめとして、「スポーツの秋」、「読書の秋」、あるいは「食欲の秋♪」など、秋は何かと物事に打ち込める季節である。
はたして、北大生はどんな秋を過ごすのか…と、記者Y子とともにいろいろな学生さんを取材した。(K) |
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夏休み中の高等教育機能開発総合センター、しかも休日とあれば、人もまばら。所用があってセンターのA地点とB地点を行ったり来たりしていると、携帯片手に女子学生が一人でベンチに腰掛けていた。物思いにふける感じだったので「何なの?」と心配すること数分。まもなく男子学生が到着した。笑顔になった女子は男子に「今日誕生日だったよね?」とプレゼントを差し出す。「えっ、マジで?」と男子。ずっと見とれている訳にもいかず、荷物を持ってまた行ったりきたり…。するといくつ目かのシーンで、スルッと立ち上がった女子が男子の目の前に起立。声は聞き取れなかったが、後ろ姿で「ずっと好きでした(ハート)…。」と読み取った!積極的な女子の姿に自分がドキドキしてどうすると、「荷物、荷物」に集中したが、いつの間にかカップルは消えた。夕暮れの校舎の中で綴られた淡いシーンであったが、その後どうなったかと…、思わず薄暗がりの隅っこに目をやった自分が情けなかった。(K) |
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