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●北大生が北大周辺の「鉄西地域」のまちづくりに参加しているとのことですが…、そもそも鉄西地域とはどこなのですか?
「鉄西地区は札幌駅から北12条あたりまでの地域で、北大も含まれています。このあたりは学生が多く住んでいて、卒業と同時に引っ越してしまう人や転勤等で人の出入りが多く、昔からの定住者が少ない地域です。」
●まちづくりに参加したきっかけは?
「僕はよさこいのサークルに所属していますが、よさこいといえばお祭りなので、普通のサークルに比べて地域と交流する機会が多いです!お祭りに参加することで地域と交流することができたので、自然に地域の活動をお手伝いし、まちづくりにも参加するようになりました。」
●具体的にはどんな活動をしていますか?
「鉄西地域で行われるさまざまなイベントに参加しています。小学校の行事で子ども達と一緒にキャンプをしたり、鉄西夏祭りの会場準備や運営をお手伝いしています。特に子ども達は普段僕らのような年齢の大人と触れ合う機会がないので、僕たちとの交流をとても楽しんですぐに顔を覚えてくれます。地域の方々も“学生らしい元気さがいいね!”と声をかけてくれます。今は元気さを一番評価してもらっていますが、今後は活動を通してもっと頼られる存在になれたらいいなと思っています。自分と異なる世代との交流は、普通の大学生活では経験できない貴重な機会だし、学ぶことが本当に多いです。」
●鉄西地区内にとどまらず、他の地域との交流もあるとのことですが?
「そうなんです!毎年秋には、学生が主体となって企画から運営を行う “札幌もりもりもっこり祭り”が開催されます。僕たちは普段から鉄西地域以外の地域のお祭りに参加して、お手伝いをさせてもらいながら他地域の方と交流しているので、僕たちの“札幌もりもりもっこり祭り”にも多くの方が協力してくれました!お祭りづくりのアドバイスをくれたり、出店してもらったり…とくに岩見沢の方が提供してくださった野菜は、鉄西地域でも評判が良く大人気でした。この学生による秋祭りは今年で4年目、1500人もの人が足を運んでくれたんですよ!こんな風にお祭りを通して、自分の地域にとどまらず様々な地域との交流が生まれるのは、まちの活性化にもつながるすばらしいことだと感じます。」
★「自分と関わった人が笑顔になってくれると楽しい!」という風呂田君。「大学生や社会人として、鉄西地域で過ごした人が、この地域を第2の故郷として思えたらいいな」と地域を元気にする活動を続けています。 |

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経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すための支援として代表的なものは、授業料免除と奨学金です。奨学金は、日本学生支援機構の奨学金、北大独自の奨学金、民間・地方自治体等の奨学金があります。日本学生支援機構の奨学金は、無利子・有利子の貸与奨学金なので、卒業後の返済は当然の義務となりますが、昨今、返済しない者が後をたたないとか。言い方は悪いかもしれませんが、奨学金といっても民間金融機関の学生ローンと似たようなものであり、「借金」であるという意識を持たなければいけません。しっかりとした返済計画を立てることが必要です。
北大独自の奨学金、民間・地方自治体等の奨学金の中には、返済の必要のない給与制の奨学金がいろいろあるので、北大のホームページや窓口等で確認してください。
また、本学には、学業・研究に熱心に取り組む学生を応援するための奨励金制度があります。
新渡戸賞は、北大の前身である札幌農学校の卒業生で旧5千円札紙幣の肖像でも知られる新渡戸稲造博士を冠した奨励金です。成績優秀の学部2年生約90名に20万円が給付されますが、1年次の成績で選考されるので、1年生は2学期末試験のラストチャンスにかけてください。
大塚賞は、本学名誉教授の大塚榮子先生に因み、研究者を目指す優秀な女子学生育成のために設けられた奨励金です。研究者を目指す大学院博士後期課程の女子学生(年度内に修了する者)が対象で、10名に奨励金50万円が給付されます。
その他、学生の表彰制度としては、課外活動を対象とした「北大えるむ賞」と「北大ペンハロー賞」をはじめ、英語等の成績優秀者を対象とした「北海道大学レーン記念賞」や学部の学業成績優秀者を対象とした(財)北海道大学クラーク記念財団「クラーク賞」など豊富です。
特に、北大えるむ賞は、競技会やコンクールで優れた評価を受けたものに限らず、地道なボランティア・社会活動を評価されたものも対象となるので、積極的に自薦・他薦してください。 |
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●受賞した感想は?
「とてもうれしかったです!大学では専攻する法学以外にも、幅広い知識・教養を身につけたいと思っていたので、1年次の全学教育では様々な分野の講義を選択し、積極的に参加しました。受賞は自分の努力が認められたという達成感があって、学業を含め大学生活をさらにがんばりたいと思いました。」
●本賞のことを知っていましたか?
「普段学生生活に関する情報を得るために北大のHPを見ているので、奨励金の制度があることも知っていました。いただいた奨励金は、有意義に使いたいと思い、先生が授業で薦めてくれる書籍や参考文献を買う等勉学に使うほか、自己研鑽のため自分が身につけたいと思っていた速読技術の習得にも使いました。」
●学生生活はどうですか?
「普段は学部の仲間と集まってわいわい言いながら、自主的に刑法など演習に取り組んでいます。ひとりで黙々とする勉強とは違って、みんなと話ながら問題に取り組むと、おもしろいひらめきがあります。また自分が受けている奨学金の学生の集まりでは、様々な学部や学年の人たちと交流できて、いろんな分野の学問や研究の話を聞いたり大学生活の話ができるのでとても楽しいです。自分は友達や周囲の人たちからいつもいい刺激もらっていると思います。これからの大学生活でも、好奇心を持っていろんなことにチャレンジしていきたいなと思います!」 |
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●横江さんの研究内容は?
「簡単に言うと、“お米の食味と品質の評価”です。北海道米が道外のお米に比べて美味しいとか、無洗米の味はどうか等を食味実験(実際ににお米を食べ比べる)をとおして分析し、客観的な評価を行います。わたしの研究分野は、毎日食べる身近なものが題材であり実生活に直接関係するところが、おもしろくて自分に合っていたと思います!現在もお米に関する研究を続けています。」
●受賞した感想は?
「受賞を知ったときは、自分が大塚賞をいただけるなんてと驚きましたが、楽しいことや大変なことがあった研究を振り返ってみて、それが評価されてうれしかったですし、指導してくださった教授や実験に参加してくれた方へに感謝しました。特に、教授は学生のことを考えてくださる方で、熱心な研究指導だけでなく、自分の将来についてはっとするようなアドバイスをくださったり、いつでも親身に相談にのってくださいました。」
●研究での苦労はありましたか?
「そんなに苦労だと思うことはありませんでした。(笑)実験や結果を分析するのに長い時間大学でもくもくと研究をしていて、つらいなと思うことはありましたが…わたしの場合、実験の合間に体を動かすアルバイトで生活のリズムを整えたり、上手に気分転換をして乗り切りました。あえて言うなら、わたしの研究はとにかく協力者にお米を食べてもらわないといけないのですが、最初はみなさん楽しく協力してくれても、何回も実験を行ううちに、当たり前ですが飽きてしまうので、お米を食べてくださいとお願いして回るのは大変でした。」
●女性研究者を目指す女子学生や北大で学ぶ学生にメッセージをお願いします!
「“人との出会い”を大切に!わたしは大学時代に教授をはじめ、友達、先輩・後輩、研究をとおして知り合った方から、様々なことを学びました。人と接することで研究だけでなく人生が広がったと思います。時には厳しいことを言われてしまうこともありましたが、そんな風に自分に接してくれる人のありがたさを感じます。みなさんも貴重な大学生活で、素直な気持ちで謙虚に人と接し、いろんなことを吸収して大きく成長してください!」 |
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