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触媒化学研究センタ−で第14回研究発表会を開催

 触媒化学研究センターでは第14回研究発表会を10月24日(木),本学の百年記念会館において開催しました。
 この研究発表会は本センターを構成する9つの研究分野と客員部門の研究内容について最も広く深く討論ができるように計画され,センターの研究活動状況を多くの方にお知らせし,世界に向かって情報を発信するために,毎年開催されています。
 講演発表では産業技術総合研究所の野副尚一グループリーダーに特別講演をお願いしたほか,国内客員部門の教官2名,センターの研究分野から各1名の11の研究発表を午前と午後に分けて行いました。特別講演では金属触媒上の分子の活性化機構に関する最新の測定結果,客員部門の教官からは放射光を用いるX-線吸収分光の最近の測定法と,膜電極を用いる新しい触媒反応の開発について講演がありました。
 昨年から開始し好評でしたポスター発表は今年も研究員・大学院学生により16件ありました。そのうち11件が外国籍者の英語による発表であり,研究センターの国際化が著しいことを示しました。
 研究分野が表面界面の計測及び表面機能の設計,触媒の調製,触媒材料の開発,有機合成など広くなったにもかかわらず,専門分野はもちろん,専門を超えた質問が多く出されました。今回はセンターの建物の改修に伴う研究室の移転直後の多忙期にもかかわらず,百名を越える登録参加者がありました。

(触媒化学研究センター)

あいさつをする高橋センター長 ポスターセッション
あいさつをする高橋センター長
ポスターセッション