このたび,平成16年4月1日付けで,遺伝子病制御研究所に寄附研究部門として「マトリックスメディスン研究部門」が,設置されました。
マトリックスメディスン研究部門は,藤沢薬品工業株式会社,株式会社免疫生物研究所,株式会社ジーンテクノサイエンスからの奨学寄附金により設置されたもので,開設期間は平成16年4月1日から平成21年3月31日までの5年間となっています。
この研究部門は,当研究所病因研究部門分子免疫分野(主任教授:上出教授)で得られた「抗体医薬によるリウマチ等の難病の新規治療法に関わる研究成果」をさらに発展させ,体細胞間に存在するタンパク質である「細胞外マトリックス」をプロセシング(酵素による切断)することで,細胞接合部位やその受容体の結合を人為的に調節する方法を開発し,関節リウマチなど難治性炎症疾患の新規治療法の研究を行います。
なお,同研究部門は,寄附研究部門教員2名(特任助教授1名,助手相当の教員1名)で構成し,特任助教授には 今 重之 氏が,助手相当の教員にはディオ 宏燕
氏がそれぞれ就任し,上記の研究に関して関係分野の教官と連携しつつ,この分野での研究を発展させます。
(遺伝子病制御研究所) |