9月2日(金)午後1時30分から,工学研究科において,文部科学省大臣官房総務課長,本研究科客員教授の土屋定之氏を講師に「文部科学行政と大学−法人化後の北海道大学に期待すること−」と題して本研究科及び本学学術国際部共催による講演会が開催されました。
当日は中村総長をはじめ,副学長,事務局長,他部局並びに本研究科の教職員等約160名の聴講者が出席し実施されました。
講演会は,中山工学研究科長の主催者代表あいさつの後,土屋氏より,我が国の高等教育の将来像について(1)高等教育の量的変化の動向,高等教育の多様な機能と個性・特色の明確化,高等教育の質の保証等,(2)大学の機能別分化,(3)ユニバーサル・アクセスの実現等の話がされました。土屋氏からは北大に対して,国際競争力のある卓越した教育研究拠点を目指せ,そのためには何か一つでも良いので,北大の核となる個性・特色ある何かを見つけ出すなり,作り出せとの叱咤(しった)激励を受けました。土屋氏の時を得た講演は,聴講者にこれから高等教育機関が向かうべき方向性と変化を再認識し,その厳しさを考える良い機会となりました。
最後の質疑応答の時間では,北大から文部科学省への要望も挙げられ,土屋氏から思わず笑みがこぼれる一幕もありましたが,予定の1時間30分を超える充実した内容への盛大な拍手により幕を閉じました。 |
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講演する土屋大臣官房総務課長 |
質疑応答の様子 |
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(工学研究科・工学部) |
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