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特色GP「進化するコアカリキュラム」フォーラム/パネル展を開催

 7月30日(日)本学高等教育機能開発総合センター大講堂および講堂前ロビーにおいて,文部科学省が実施する教育改革支援プログラム(特色GP)に採択された「進化するコアカリキュラム」−北海道大学の教養教育とそのシステム−が最終年度にあたるため,これまで4年間の活動実績を広く社会に情報提供することを目的として,フォーラムおよびパネル展を開催しました。
 当日は,オープンキャンパスも同時に開催されたこともあり,高校生を中心に保護者や一般市民,大学関係者等約250名の幅広い参加がありました。
 午後2時から講堂前ロビーにおいて,コアカリキュラムのシステムをはじめフィールド体験学習の実際をパネルを通して紹介するとともに,理科科目(物理学,化学,生物学,地学)の中で取り入れている演示授業の一端を実験機器等を活用して,生きた教育を紹介しました。
 3時30分からのフォーラムでは,佐伯副学長のあいさつの後,本学の特色である5つの授業を紹介,物理学の万有引力の法則の授業では,実際に林檎(りんご)と鳥の羽を用いて落ちる様子と,真空状態での落下実験を通して,物がどのように運動するかやそれを応用することにより,地球の質量までわかることが話されました。また,芸術科目では,札幌交響楽団の首席チェロ奏者石川祐支氏によるバッハの名曲「無伴奏チェロ組曲」第一番の演奏をいただき,参加者は最後まで熱心に視聴していました。
 プログラムの概要は以下のとおりです。


○パネル展示 14:00〜18:00
 「進化するコアカリキュラムの取組」
○フォーラム 15:30〜17:30
 ・あいさつ「北海道大学における教養教育」
副学長 佐伯  浩
 ・物理学デモ授業「林檎はなぜ落ちる?−真空落下実験−」
理学研究院 教授 小野寺 彰
 ・生物学デモ授業「ゼロからわかる生物学」
理学研究院 助教授 栃内  新
 ・フィールド体験学習紹介1「楽しいフィールド学習で感性を磨く」
水産科学研究院 教授 猪上 徳雄
 ・フィールド体験学習紹介2「北大の多様なフィールドにおける体験学習」
北方生物圏フィールド科学センター 
教授 上田  宏
 ・芸術科目紹介「PMF,札幌交響楽団との連携授業」
非常勤講師 三浦  洋
 ・質疑応答・まとめ
文学研究科 教授 安藤  厚

 参加者に対するアンケートの中でも,北大の教育方針や授業の特色が少し理解できた。北大に入りたくなった。大学の雰囲気を味わうことができ,とてもいい体験でした。チェロの演奏に感動した。また,保護者の意見でも,来年は息子も参加させたいし,私のほうが勉強したくなった等々,貴重な意見をたくさんいただきました。
佐伯副学長のあいさつ フォーラム参加者風景
佐伯副学長のあいさつ フォーラム参加者風景
札幌交響楽団石川氏によるチェロ演奏
札幌交響楽団石川氏によるチェロ演奏
(学務部教務課)

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