総合博物館土曜市民セミナー「ソビエト期ロシアの労働教育・ポリテフニズム教育の理論と実際」 |
総合博物館では9月9日(土)1階 知の交流コーナーで土曜市民セミナー「ソビエト期ロシアの労働教育・ポリテフニズム教育の理論と実際」を開催しました。講師はロシア教育史の研究で著名な教育学研究科の所伸一教授です。
本セミナーでは,ソビエト期ロシアの学校改革史の1こまを拡大し,ポリテフニズム教育(総合技術教育とも訳される)に取り組んだ1929年〜1933年の歩みが紹介されました。
スターリン政権は,伝統的な学校をポリテフニズム学校に作り替えようとして失敗し,その反動から伝統的な学校に戻ったため,ソビエト崩壊以後にはスターリン時代への嫌悪感からこのころの理論も経験も疎んじられましたが,現在は労働教育を学習者の活動的な教育方法として見直す気運も生まれています。会場に集まった約40名の参加者は所教授の講演に熱心に聴き入っていました。 |
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講演する所教授 |
講演を熱心に聴く参加者 |
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(総合博物館) |
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