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経済学部で「ディベート講演会」および「第3回ディベート大会」を開催

 経済学部では,総長室重点配分経費による「『就職力』パワーアップ総合プログラム」の一環として,「ディベート講演会」と「第3回ディベート大会」を,11月24日(金)および12月7日(木)にそれぞれ開催しました。前回のディベート大会を拡張して,今回は大会の2週間前に「講演会」を催すことで,学生たちの意気を触発すると同時に,ディベート力の向上を目指しました。
 「ディベート講演会」は外部から2人の講師をお招きし,約2時間にわたり催しました。講演は,全国教室ディベート連盟会長,二杉孝司氏(金城学院大学教授)による「誠実に聞き,的確に反論する−ディベートで学べること−」,および札幌ディベート研究所代表,岡山洋一氏による「少子高齢化問題のディベート技法」でした。講演の後には活発な質疑応答が交わされ,有意義な討議となりました。
 「第3回ディベート大会」では,7チーム(28名)の参加と,8名の判定員,さらに,延べ89名の聴講者を得て,約5時間にわたる白熱した大会となりました。今回のディベートのテーマは,「日本における少子高齢化を考える:独創的な政策案の提案」というもので,対戦方法はトーナメント方式で行いました。なお,判定員として,札幌ディベート研究所の岡山氏や,北大ディベートサークルOBの田巻匡基氏(工学研究科・院生)など,外部の方にもご参加いただきました。
 ディベートといえば,賛成派と反対派の2つの立場に分けて議論するのが通例ですが,本大会では,少子高齢化問題をめぐる独創的な政策案を競い合うという,やや判定の難しい方法をとりました。賛成/反対のどちらでも議論がうまくなることを目標にするのではなく,日本社会の将来について,自分なりの意見と構想を築くことを目標としました。そのために,判定方法と判定員の選出には十分な配慮をして,客観的な判定が可能になるように努めました。今後もこの方法を練り上げて,大学生にふさわしいディベートのあり方を模索していきたいと思います。そして,学部を問わずたくさんの学生の参加を期待しております。
白熱したディベート大会 白熱したディベート大会
白熱したディベート大会
(経済学研究科・経済学部)

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