脳科学研究教育センター第4回シンポジウム
「脳可塑性研究の最前線」開催 |
去る12月12日(火)午後1時から百年記念会館大会議室において「第4回北海道大学脳科学研究教育センターシンポジウム」を開催しました。
本センターは,融合領域の脳科学研究の促進をメインテーマとして設立以来毎年度シンポジウムを開催し,他部局との合同開催を含め今回で第4回目となりました。
今年度は,総長室重点配分プロジェクト経費を原資としセンター単独開催としました。
今回は「脳可塑性研究の最前線」と題し,国内の第一線で活躍する若手研究者を中心に招へいし,本学の若手研究者及び大学院生に標準を当てた最前線の研究報告をお願いしました。
本センターでは,大学院学生の脳科学教育を重点的に推進しており,このシンポジウムで得た知見が今後の若手研究者の糧になることを願っております。
来聴者は100名を超え,会場内は補助いすを並べることが出来ない程の盛会となり,学内関係者のほか,他大学の研究者,開業医,医療機器開発企業関係者など学外からも広く来聴者を迎え情報発信をすることができました。
講演者と演題は次のとおり
○真鍋俊也(東大医科学研究所 教授)「シナプス可塑性と高次脳機能の分子機構」
○柚ア通介(慶応大医学部 教授)「小脳をモデルとした可塑性研究 −2つの分子からシナプスと行動を探る」
○南 雅文(北大薬学研究院 教授)「痛みによる不快情動生成の神経機構」
○宮川 剛(京大医学研究科 助教授)「遺伝子改変マウスの表現型解析を起点とした精神疾患の研究」
○大平英樹(名大環境学研究科 助教授)「環境適応のための脳−身体の機能的関連」
○櫻井芳雄(京大文学研究科 教授)「脳の情報表現と可塑性をブレイン−マシン・インタフェースから見る」
○鮫島和行(玉川大学学術研究所 講師)「脳の報酬系と意思決定の計算モデル」
シンポジウム終了後,会場をとなりのレストランに移し懇親会を行い,招待講演者から研究にまつわるエピソードなどのスピーチを楽しみました。 |
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開会あいさつをする栗城センター長 |
招待講演者と歓談する懇親会 |
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(脳科学研究教育センター) |
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