7月17日(火)午後4時30分より,創成科学研究棟大会議室において,約70名の参加者を集め,触媒化学研究センター新組織披露会が開催されました。
触媒化学研究センターは,平成19年4月1日付けで基幹研究部門3部門,客員研究部門1部門の体制から,固定的な基盤研究組織と自由集合(アセンブリ)組織を同時進行させる二層組織に移行改組しました。
近年,触媒化学研究を取り巻く環境が大きく変化し,光触媒や燃料電池触媒という言葉が広く使われるように,生活や環境問題等への対応など持続社会を構築するための触媒の発展が強く望まれています。従来の組織はダイナミズムが線的,あるいは面的であるため,教員が対応できる活動に限界があり,これに対処するために,教員の個性溢れる研究を継続的に展開する「触媒基礎研究部」と全国的に共鳴を引き起こす研究ターゲットを据え,そのドライブによる触媒の将来領域を構造化する「触媒ターゲット研究アセンブリ」の組織を整え,10年先を見据えて研究を進める体制を構築しました。
披露会では,佐伯総長からの祝辞に始まり,上田触媒化学研究センター長から新組織の概要説明が行なわれました。
また,廣田 襄京都大学名誉教授,岩本正和東京工業大学教授及び宮浦憲夫本学大学院工学研究科教授から挨拶があり,最後に「触媒ターゲット研究アセンブリ」に置かれている7つの研究クラスターを代表し「バイオインターフェース研究クラスター」「結晶機能化研究クラスター」及び「バイオ変換研究クラスター」の3つのクラスターの研究概要が各研究クラスターリーダーから報告されました。
披露会終了後,創成科学研究棟2階サイエンスプラザにて,約80名の参加者が集い,披露パーティーが行われました。会は上田センター長の挨拶に始まり,魚崎浩平理学研究院教授,林 忠行理事・副学長,田部浩三本学名誉教授などが参加され,盛大に行われました。 |
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祝辞を述べる佐伯総長 |
新組織の概要を説明する上田センター長 |
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(触媒化学研究センター) |
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