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総合博物館土曜市民セミナー
「博物館は生き残れるか?
−博物館切捨ての時代を考える−」が開催される

講演する石森教授
講演する石森教授
 総合博物館では7月14日(土),土曜市民セミナー「博物館は生き残れるか?−博物館切捨ての時代を考える−」を開催しました。講師は,内閣府の観光立国懇談会委員として日本の観光立国政策を理論的に支えてきた本学観光学高等研究センター長の石森秀三教授です。
 石森教授は博物館学が専門分野の一つであり,セミナーでは「日本の博物館はいま大きな曲がり角を迎えています。従来の社会教育施設や生涯教育施設としての役割だけでなく,『市民の共有財産』としての博物館,地域の『知の貯蔵庫』としての博物館,地域と市民を結ぶ博物館,新しい学びのための博物館,地域の歴史の記憶装置としての博物館,文化創造拠点としての博物館,地域活性化の拠点としての博物館など,いまさまざまな役割を果たすことが求められていますが,一方で,指定管理者制度の導入や公立博物館における予算のカットや人員削減などで,博物館切捨ての時代がすでに始まっているのです。」等と参加者に情熱的に語りかけ,セミナーに参加した約80名の市民らは熱心に受講していました。
 
(総合博物館)

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