部局ニュース

21世紀COEプログラム 
「人獣共通感染症制圧のための研修コース」を開催

 獣医学研究科は,平成15年に医学研究科並びに遺伝子病制御研究所と共同で提案した「人獣共通感染症制圧のための研究開発」が採択されました。本拠点プログラムでは,人獣共通感染症の制圧を最終目標に,インフルエンザ,ウエストナイル熱,SARS,プリオン病(BSEを含む),エキノコックス症,ダニ媒介性脳炎,狂犬病,ハンタウイルス感染症およびレーシュマニア症を対象に研究を行っています。
 海外における人材育成の一つとして海外拠点および海外の連携研究機関より研修生を招聘し,「人獣共通感染症制圧のための研修コース」を開催しました。インドネシアから4名,メキシコから1名,パキスタンから1名,ロシアから1名,スリランカから3名,タイから3名,ザンビアから2名の計15名の参加のもとに,9月11日(火)から9月27日(木)の日程で実施しました。昨年度(平成18年度)実施した研修コースでの反省を生かし,今回は細菌感染症の専門家を多く招いて講義内容を充実させました。午前中は2コマの講義,午後は実習というスケジュールで実施しました。研修コースの目的は海外の人獣共通感染症の診断や研究を行っている若手に人獣共通感染症の新しい情報や予防策を講義し診断法を習得してもらうことです。最終日の「Final Report」では研修生から非常に高い評価を受けました。研修生が今回習得した知識や技術を実際の現場で役立てることを期待して研修を終了しました。
全体集合写真
全体集合写真
講義風景 実験風景
講義風景 実験風景
(獣医学研究科・獣医学部)

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