医学部保健学科第3回市民公開講座
「北大保健学科特別授業ライブようこそヘルスサイエンスの世界へ!−あなたの心身はこの現代社会を乗り切れますか?」を開催 |
近年,医学ならびにその関連領域における科学の発展は著しく,それに伴い健康への関心はますます高まっていますが,一方で氾濫する情報を精査することが極めて困難な時代になってきました。このような状況下,ヘルスサイエンスに携わる保健学科は,教育・研究を通して得られた健康に関する有益な情報を社会に発信する責務があると考え,市民の健康の維持・増進に役立てるために,本学科の魅力ある教育ならびに研究の一端を,公開講座ワーキンググループが企画し,年1回市民公開講座という形で開示しています。
本年度の公開講座は,9月15日(土)午後1時より人文・社会科学総合棟1階W103教室にて開催しました。各専攻より5名のスピーカーが講演を実施し,実演も積極的に取り入れ,受講者と一体化した魅力ある公開講座を目指しました。
講演は,「メタボリックシンドローム,あなたは大丈夫ですか?(千葉仁志教授)」,「あなたの脳の働きを測るには(竹内文也准教授)」,「リラックス・ムーブメントパート2(渡辺明日香助教)」,「腰痛との上手な付き合い方(山中正紀教授)」,そして「みんなでつくろう!楽しい子育て・楽しい老後(佐伯和子教授)」といった5つの身近な話題より構成し,対象者は高校生からご年配の方まで,誰もが受講できる講座としました。
当日は悪天候にも関わらず,高校生を含む77名の参加者がありました。講演終了後のアンケート調査の結果より,多くの参加者にとって本公開講座が有意義なものであったことを伺い知ることができました(図参照)。
公開講座の開催は,保健学科の社会的な知名度を上げるための一役も担っています。それ故に,本年度の公開講座では,ポスターデザインを外注し,また,配布・掲示方法にも工夫(新聞への折り込みチラシや札幌市公用掲示板の利用,市内高等学校への配布等)し,その甲斐あって,ケーブルテレビ(ジェイコム札幌)にも取り上げられました。このように,今後も,社会との架け橋の一つである公開講座を継続して開催する予定です。 |
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演者の指導に合わせて身体を動かす参加者 |
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アンケート結果の一部 |
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(医学部保健学科) |
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