学務部教務課保存の卒業証書様式等を大学文書館に移管 |
大学文書館では,学務部教務課から提案いただき,9月20日(木),同課が保存してきた学位記・修了証書・卒業証書の様式等について移管を受けました。
移管を受けた証書類は,1914(大正3)年の東北帝国大学農科大学時代から1958(昭和33)年までの,学部・予科・附属専門部等の卒業証書・修了証書の原寸大様式288点をとじた綴1点,1983年以降の卒業証書・修了証書・学位記の原版・原本・原稿等を収めた箱5点です。
卒業証書は,学生たちが大学で学業に勤しみ巣立っていったことを示す資料ですが,どの時代にどのような様式の卒業証書を大学が授与していたかを知ることは案外に難しいことです。証書様式の変遷をはっきりと跡づけることが可能な,長期間にわたる証書類の様式や原版などが,担当部署において整理・保存されてきたことは,大学の歴史を考える上で非常に有意なことです。また,当時の総長・学長や学部長の自筆署名がなされているものもあり,そうした点でも貴重な資料と言えます。当資料は,大学文書館において歴史的資料として大切に所蔵し,有効に活用していきます。
大学文書館では,このように各部署において事務文書・資料として不要になった文書類等を,歴史的資料として整理・保存しています。時代の新旧に関わらず,事務文書の処分をする場合には事前に大学文書館へご連絡下さい。
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東北帝国大学農科大学時代の卒業証書(1914年) |
東北帝国大学農科大学卒業記念(1914年,農学教室正面) |
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(大学文書館) |
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