『昆虫記』刊行100年記念日仏共同企画 「ファーブルにまなぶ」 　総合博物館では，『昆虫記』刊行100年記念日仏共同企画「ファーブルにまなぶ」展を７月１日(日)〜９月17日（月）まで，１階および３階展示室で開催しました。この展示は，2007年が『ファーブル昆虫記』の最終巻の発刊後100年目にあたることを記念し，日本の博物館５館とフランス国立自然史博物館で組織する日仏共同実行委員会が主催する国際合同企画展示であり，本学が最初の開催になります。2008年末の国内巡回後はフランス国立自然史博物館で開催される予定です。 　この展示では，「昆虫記」に登場する南フランスの虫たちとその暮らしぶりを紹介するほか，ファーブルが観察した事柄や彼でも解決できなかった事柄が，後の研究でどのように明らかになったかなど，「昆虫記」後の100年間の科学的進展が紹介されました。 　開催期間は学校の夏休みと重なり，約４万人を超える人々が訪れました。ファーブルの生涯，様々な標本類のほか，日本の研究動向，歴史と最新の成果，利用される昆虫，昆虫ロボット等の展示を通して，科学への興味を膨らませていました。 展示の様子 展示の様子 （総合博物館）