10月18日(木),東京都千代田区丸の内のサピアタワーにおいて,第15回「北大フロンティア・セミナー」を開催しました。平日にもかかわらず,首都圏の企業や官庁などで活躍している北大のOBやOGの皆さんをはじめとして約40名の方に参加いただきました。
今回の講師は,低温科学研究所の若土正曉教授で,「地球温暖化;豊かな海,オホーツク海・親潮域への影響」と題して,約1時間半に渡り,講演が行われました。
若土教授は講演の中で,10年間に亘るオホーツク海プロジェクトで,オホーツクの海氷がどこで形成されるかを発見し,幻の海流といわれていた東樺太海流の存在を明らかにしたこと,さらにオホーツク海が北太平洋に対する心臓ポンプの役割を果たしていることを解明し,このプロジェクトの最大の成果である世界有数の高生物生産性をもたらすオホーツク海・親潮域特有の物質循環システムを発見したこと,しかしその循環システムが地球温暖化の影響により,オホーツク海本来の機能が低下し,深刻な状況になりつつあること,などを大変わかりやすく説明されました。
講演後も,参加者の皆さんから様々な質問が寄せられ,セミナー終了後に開催された懇談会においても,若土教授と参加者の間で意見交換が盛んに行われ盛会裏に終了しました。
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| 若土教授から「地球温暖化;豊かな海,オホーツク海・親潮域への影響」をテーマに講演 |
講演を聞き入る参加者 |
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| (学術国際部研究協力課) |
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