北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)の収録文献数が20,000編に |
附属図書館が構築を進めている北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)(http://eprints.lib.hokudai.ac.jp)の収録文献数が10月15日(月)に20,000編に達しました。
20,000編目の文献は,工学研究科応用物理学専攻固体量子物理工学講座の田中啓司教授によって専門学術誌に発表された非線形光学特性に関する研究論文です。
Tanaka, Keiji. Nonlinear optics in glasses: How can we analyze?
Journal of Physics and Chemistry of Solids, 68(5-6), 2007, pp.896-900.
田中教授のコメント:
「ガラスとか,もっと広くはランダム系固体の光物性の研究が,基礎的にも応用上からも大切と思っています。完全に規則的ではなく,しかし全くデタラメでもないものに面白みを感じています。今回の論文は、光物性の研究者や,応用開発に携わっているフォトニクス研究者が読んでくれれば嬉しいです。それにしても,多くのHUSCAP論文の中で,2万件目に登録されたという偶然に驚いています。」
HUSCAPは,北海道大学所属研究者の論文を,インターネットを通じて広く公開することにより,北海道大学の教育研究活動を,企業・大学の研究者や地域の産業界をはじめとした市民に紹介し,活用してもらうことを目的とした学術論文類のコレクションです。7月12日(木)には通算アクセスが100万回を超え,現在1,000回/日を超える利用があります。
附属図書館では,論文等の研究成果のHUSCAPへの寄贈をお願いしています。 |
 |
工学研究科応用物理学専攻田中啓司教授(左)及び斎藤全研究員(中央奥),寺門信明研究員(右) |
|
(附属図書館) |
|