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理学研究院が理化学研究所中央研究所・九州大学大学院工学研究院・大阪大学大学院生命機能研究科と連携研究推進協定を締結

 理学研究院は,理化学研究所中央研究所・九州大学大学院工学研究院,大阪大学大学院生命機能研究科と「分子情報生命科学」に関する研究を推進するための協力に関する協定を2月29日(金)に締結いたしました。
 文部科学省が平成17年から開始した委託事業「ナノテクノロジー・材料を中心とした融合振興分野研究開発」研究拠点形成型(バイオテクノロジー研究拠点の形成)に採択された,理化学研究所茅中央研究所長を代表とする「生命分子の集合原理に基づく分子情報の科学研究ネットワーク拠点」に大学院理学研究院は大阪大学,九州大学とともに参画し,物質科学,生命科学と情報科学を結び,その連携に基づいた新しい物質科学の概念とそれに基づく「科学分野」の創製をめざして研究を進めてきました。昨年9月には本分野の研究の推進をより一層推進することを目的として,理学研究院に分子情報生命科学連携研究センター(センター長 魚崎浩平理学研究院教授)を設置しました。
 本協定は理化学研究所中央研究所と北海道大学大学院理学研究院,大阪大学大学院生命機能研究科,九州大学大学院工学研究院に設置された分子情報生命科学連携研究センターの4機関が,研究ネットワークを体系的に構築し,これまで独自に展開してきたこれらの研究をより戦略的に推進することを目的に締結されるものです。
 具体的には,分子情報生命科学に関して相補的・協力的な連携を組むことにより,研究活動の活性化等を図り,学術研究の進展,相互の研究交流,人材交流の推進に寄与すると共に将来にわたり,新しい研究領域・研究分野の開拓やその推進を担い得る人材の育成を目指すもので,理化学研究所所属の博士研究員が各大学において,流動研究員として連携研究を実施します。
 本協定の締結により,各拠点の人的・物的資源の積極的な活用化が図られ,分子情報生命科学新分野の創出が期待されています。
 なお,本協定の有効期間は平成20年3月から平成22年3月までの3年間です。
参加者全員による集合写真 サイナーによる協定書披露
参加者全員による集合写真 サイナーによる協定書披露
(理学院・理学研究院・理学部)

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