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市民講座「地球温暖化をめぐる交渉のゆくえ
−何が問題で,何をしたらよいか?」を開催

 G8北海道洞爺湖サミットの主要課題の1つである「地球温暖化対策」への関心が高まるなか,本学は標記市民講座を3月23日(日)にユビキタス協創広場「ユーカラ」(中央区大通東3)にて開催しました。これは,G8サミットに先駆けて昨年9月から本学が展開しているキャンペーン「サステナビリティ・エデュケーション&リサーチ・プロモーション・マラソン」(略して「サステナビリティ・マラソン」)の一環として,「持続可能な開発」国際戦略本部が開催してきた市民向け公開講座の第3弾です。
 今回は,大学院公共政策学連携研究部と共催し,地球温暖化をめぐる交渉の現状について,同研究部の宮本融特任准教授が市民にわかりやすく解説しました。宮本特任准教授は,元通産省の政策担当者としての視点を交えて,これまでの国内外のCO2削減に関する枠組み交渉の議論を解説し,地球温暖化をめぐる政治に対して市民が関心を持って行動することの重要性を強調しました。会場には,およそ40人の市民や学生が集まり,熱心に耳を傾けるとともに,積極的に質疑応答を交わしました。
 今後行われる取り組みの中で,当国際戦略本部が特に力を注いでいることは,本年6月23日(月)から7月11日(金)の「サステナビリティ・ウィーク2008」です。この3週間は,サステナビリティ・マラソンの中でも特に集中的にシンポジウムや市民講座などを実施する強化週間です。「持続可能な開発」国際戦略本部は,これら一連の行事を通じて,持続可能な社会の実現に貢献する研究と教育を支援していきます。


*サステナビリティ・エデュケーション&リサーチ・プロモーション・マラソンとは,持続可能な社会づくりに向けた研究・教育を推進するために,本学が昨年9月に開始したキャンペーンです。G8北海道洞爺湖サミットが開催される本年7月までキャンペーンは続きます。この期間中に本学は「持続可能性/サステナビリティ」に関する国際会議や市民講座を集中的に開催することで,持続可能な社会づくりに対する世界の関心と行動を喚起していきます。

 

会場の様子
会場の様子
宮本融特任准教授の講演の様子
宮本融特任准教授の講演の様子
 
(「持続可能な開発」国際戦略本部・大学院公共政策学連携研究部)

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