部局ニュース

稲穂の色は黄金色 園児たちが稲刈り体験

 北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場では,9月17日(水)に札幌第一幼稚園,19日(金)に本学教育学研究院附属乳幼児発達臨床センターの園児合わせて約150名が稲刈り見学をしました。
 圃場に到着するとすぐに,春に園児それぞれが植えた水稲の苗が,大きく育ってたわわに実っている様子に大きな歓声が上がりました。
 この日刈り取ったのは「ななつぼし」という品種で,道内で現在作られている主力品種です。冷夏がうわさされた今夏でしたが,雨が少ないながらもそれなりに気温が安定し,春の田植の時に教わったように,ひと株の苗が,お茶碗1杯分のご飯ができるほど大きく育っていました。園児たちは担当の技術職員から「稲穂の色を昔の人は‘黄金色’と言ったんだよ。」「稲穂が育って穂先が下がることを‘頭を垂れる’と言うんだよ。」などという話を聞いて「家に帰ったらお母さんに教えてあげる!」と話していました。
 その後,技術職員が刈取りを実演し,刈取り鎌は園児には危ないので,引率の教員に刈り取ってもらいました。園児たちのおなかに入るには足りない量ですが,教員たちはたくさんの稲穂を刈り取り,園児たちと分け合いました。
 生物生産研究農場では,稲刈りの後も脱穀・乾燥・精米などの作業が続いています。稲藁も乾燥し,堆肥や敷き藁として再利用し,環境循環型のリサイクルに取り組んでいます。お米は数に限りはありますが学内販売されていますので,運が良ければみなさんの口に入ることもあるかもしれません。
「こうやって根元から刈取るんだよ」 「質問がある人いますか〜?」「はーい」
「こうやって根元から刈取るんだよ」 「質問がある人いますか〜?」「はーい」
「先生頑張れ〜!」  
「先生頑張れ〜!」  
(北方生物圏フィールド科学センター)

前のページへ 目次へ 次のページへ