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1930年代における予科・文武会関係資料を受贈

 11月7日(金),11月25日(火),大学文書館では,1930年代における予科・文武会関係資料を,宍戸昌夫氏(横浜市立大学名誉教授)から新たに寄贈いただきました。
 宍戸昌夫氏は,1935(昭和10)年北海道帝国大学予科医類に入学,1939(昭和14)年医学部に進学し,1942(昭和17)年第18期生として卒業しました。在学中には,文武会新聞部員として『北海道帝国大学新聞』の編集に携わっていました。
 この度,受贈した予科関係資料は,予科徽章3点,予科帽子リボン1点です。徽章のひとつは,宍戸昌夫氏が,夏の麦藁帽子用に1935(昭和10)年札幌で購入したものです。桜の枝葉で星を囲ったデザインの予科櫻星徽章は,帽子に巻いた緑地に白線三条を染め抜いたリボンの結び目を留めるために用いられていました。これらは予科生徒の服制を物語る貴重な資料です。
 受贈した文武会資料は,1938(昭和13)年12月新聞部懇親会の記念写真です。宍戸昌夫氏からは,これまでも,文武会関係者の集合写真や新聞掲載写真などを寄贈いただいており,往時のエピソードをうかがっています。
 今後,大学文書館では,これらの受贈資料を大切に保管し,大学沿革資料として活用して参ります。
予科櫻星徽章とリボン(中央が夏の麦藁帽子用で使用 新聞部懇親会(1938年12月)
予科櫻星徽章とリボン
(中央が夏の麦藁帽子用で使用)
新聞部懇親会(1938年12月)
(大学文書館)

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