工学研究科では,11月14日(金)及び15日(土)の両日,奈井江町の農業構造改善センターを会場に「教育の質の更なる向上を目指して」をテーマにして2008年度FDを開催しました。
このFDは,平成16年度から工学研究科教育企画室の企画として毎年開催され,本年度も工学部16コースから各1名の参加者を募り,世話人等も含めて総勢22名が参加しました。
1日目のプログラムの前半は講演が行われ,本学高等教育機能開発総合センターの細川教授より「大学教員に必要な教育方法」と題して,最近のFDの展開を紹介いただくとともに,教育方法のあり方,また,基礎物理学で行われている新たな試みをお話いただきました。特にお持ちいただいたクリッカーは,多くの参加者の興味を引き,具体的な質問が相次ぎました。
プログラム後半は,細川先生にもご参加いただき,4グループに分かれてグループディスカッションを行いました。各グループとも予定された時間を超過し,夕食直前まで活発な議論が交わされました。
2日目は,大阪大学経済大学人間科学部古宮准教授より「学生のためになる授業に大切なこと」についてご講演いただきました。学生に対する姿勢についての内容も興味深いものでしたが,講演の進め方や話の仕方も大変参考になるものでした。講演を受けて,各グループにおける討論のまとめとパワーポイント作成が行われ,引き続いて各グループからプレゼンテーションと意見交換が行われました。最後に馬場工学研究科副研究科長及び栗原情報科学研究科副研究科長から講評があり,現実に即した的確なコメントがありました。
2日間を通じて,全員が真剣に取り組み,水準の高い見識のあるグループディスカッション,質の高いプレゼンテーションが行われ,内容のある有意義なFDとなりました。
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細川教授の講演 |
グループディスカッションの様子 |
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(工学研究科・工学部) |
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