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総合博物館関連授業終了後の展開

 総合博物館では,全学教育や大学院共通授業,博物館実習を担当する他,各教員がいくつかの学部や大学院でも当館の学術標本や教育活動をベースにした授業を兼担しています。これらの授業や実習の終了後も,当館のボランティアとして標本整理や展示解説,ホームページ制作やポスター制作などの活動に参加したり,次年度の授業にスポットで参加協力する学生達が現れています。また,当館で開催したワークショップをきっかけに著書を出版した学生もいます。2月に『化石としての時刻表』(亜璃西社)を出版した理学院自然史科学専攻修士2年生の柾谷洋平君です。
 柾谷君は,理学院科学基礎論研究室の松王政浩教授の指導学生で,平成19年度に理学院で天野哲也教授と湯浅万紀子准教授が担当した演習「博物館コミュニケーション特論」を受講しました。この演習では,学生達が総合博物館の課題を見出して,それを解決するためのプロジェクトを企画・運営・評価しました。柾谷君は他の学生達と共に,北海道の歴史を題材にしたワークショップ「ヒストリカル・カフェ」を企画しました。その中で「化石としての時刻表」の発表を担い,時刻表の数字の羅列から北海道の社会史を読み取り,時刻表がモノとして残っていることの意味を解説しました。その発表を報じる新聞記事を読んだ出版社から,この題材を発展させた著書出版の申し出を受け,松王教授の指導のもとに修士論文作成と本の執筆を両立させたのです。
 総合博物館では今後も,学生達が当館とつながりを持ち続けて,社会に向けての実践を担い,新しい可能性を見出す教育を行っていきたいと考えています。
著書を手にした柾谷洋平君 ヒストリカル・カフェを担ったメンバー
ヒストリカル・カフェを担ったメンバー
著書を手にした柾谷洋平君  
(総合博物館)

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