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「理学部・理学院・生命科学院合同FD研究会」を実施

 3月24日(火)15時から理学部5号館大講堂において,理学部・理学院・生命科学院合同による,教員及び事務職員を対象としたFD研修会が実施されました。
 山口理学研究院長の挨拶に引き続き,筑波大学特任教授(北海道大学名誉教授)小笠原正明先生による「国際化時代における大学・大学院教育とFD活動」と題する講演会が行われ,その後,学科・専攻毎によるFD研修の必要性とその進め方について話し合われました。
 講演では,中教審答申の流れと学士課程及び大学院課程に設置基準の一部としてFD研修が義務づけられた背景について,また,急速に進む高等教育の国際化の波と,なかなか進まない教育改革の現実を踏まえ,わが国の大学教育で今何が問題であり,今後何が必要とされるのかなどが紹介されました。特に,日本と欧米における大学・大学院教育の特徴や違いを,プログラム(コース),デパートメント(ディシプリン)及びスクールいう基本概念から整理・分析し,今後の大学・大学院教育改革に向けての方向性について述べられました。
 公演後は,FD研修で教員がなすべきこと,デパートメントとスクールとの関係,教育の質の保障はどのようにすべきか等について多くの質疑応答が行われました。
 また,FD参加者からのアンケートでは,講演内容についての感想や意見と共に,今後のFD活動に参考となる意見も多く寄せられました。

小笠原名誉教授による講演
小笠原名誉教授による講演

(理学院・理学研究院・理学部,生命科学院・先端生命科学研究院)

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