水産科学研究院では,8月22日(土),小中学生を対象とした体験学習教室「小中学生のための磯の生き物の不思議・観察会」を開催しました。
これは,(独)科学技術振興機構(JST)が実施する「平成21年度地域の科学舎推進事業地域活動支援」に関秀司大学院水産科学研究院・教授が代表者となり申請・採択され,同機構の経費支援のもとに実施されたものです。なお本教室は,本事業の連携機関である函館市教育委員会と協同して開催しました。
観察会は,関教授引率のもと北方生物圏フィールド科学センター臼尻水産実験所で行い,講師は和田哲大学院水産科学研究院・准教授が務めました。当日は天候にも恵まれ,函館近郊の小中学生及びその保護者あわせて28名が参加しました。
午前中は実験所周辺の海岸へ出て,そこに棲息するカニやイソギンチャクなどの磯の生き物を採集しました。そして午後からは,午前中に採集した生き物を実験室で顕微鏡を使って観察し,体の構造や特徴などを調べました。
参加者は,自ら生物を採集しそれらを観察することで,海や生物に対する興味・関心をより深めていました。 |