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「工学教育フォーラム2009
〜工学教育における全人教育と国際性の涵養を考える〜」を開催

 9月1日(火),工学教育フォーラムを工学研究科,情報科学研究科,工学系教育研究センター(以下,本研究科等)主催で開催しました。 本フォーラムは,今回が3回目で,ファカルティ・ディベロップメント(以下,FD)の一環として企画し,それぞれのテーマに関連する講演を通して,工学系部局における教育のあり方について考えることを目的としています。
 今年度のフォーラムは,三上工学研究科長の挨拶に引き続き,以下の5部構成で開催されました。

 
1. 大くくり入試と工学部の課題 副研究科長(教育担当) 馬場直志 教授
2. 8大学工学教育プログラム・グローバル化推進委員会報告 委員長 大塚俊明 教授
3. 工学系教育研究センター(CEED)活動報告
  「産学連携教育プログラムと今後の課題」 吉川孝三 特任教授
  「学生からの提案と情報発信」 渕瀬啓太,池田謙斗,近藤香生里
4. FD2008報告 WG担当 小林幸徳 教授
5. 大学院講義アンケートについて 教育企画室 鈴浦秀勝 准教授
 
 続いて,まず,平成23年度入学者から実施される大くくり入試と工学部の課題について馬場副研究科長から講演がありました。「8大学工学教育プログラム・グローバル化推進委員会」は,昨年度までの2年間,本研究科が幹事校として活動した委員会であり,教育体系分科会,安全・衛生の教育体制分科会,国際協力分科会の3分科会からなり,各委員会からの提言などが紹介されました。工学系教育センターの活動報告では3名の学生によるインターンシップ体験談などもあり,学生からも積極的な提言がありました。FD2008は本研究科等が独自に実施しているFDであり,昨年度の実施報告がなされました。「大学院講義アンケート」は教育企画室が独自に実施したアンケート調査であり,集計されたデータに関する分析等について説明がありました。
 当日は,教職員及び学生併せて約120名が参加し,本研究科等におけるFDの一環として有意義なフォーラムとなりました。本研究科等では,社会の変化に応じた教育のあり方を模索すること,そしてそれを実践することが,本学の評価と競争力の向上につながると考え,今後もこのようなフォーラムを開催していく予定です。
三上研究科長による挨拶 フォーラムの様子
三上研究科長による挨拶 フォーラムの様子
 
(工学研究科・情報科学研究科・工学部)

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