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釧路で「北海道大学工学部工学セミナー2009」を開催

 工学部入試広報室では,去る9月20日(日)午前9時から釧路湖陵高校にて釧路地域の高校生を対象にした「北海道大学工学部工学セミナー2009」を開催し,釧路湖陵高校と釧路工業高等専門学校から教員も含め約50名が参加しました。
 三上隆工学部長の挨拶に続いて,工学研究科 西口規彦教授が「工学とはどんな学問か」をテーマに,工学と他の学問との違いや工学の社会への貢献について,音響機器や観測技術の発展を例にとり分かりやすく説明しました。
 その後,2会場に分かれて「国際宇宙ステーションと無重力の科学−宇宙実験への挑戦を通し工学を学ぶ−」(講師:工学研究科 藤田修教授),「釧路市愛国浄水場更新に活きる最先端の水処理技術−いつでも安心,安全な水が飲めるために−」(講師:工学研究科 松井佳彦教授),「インタラクティブコンピューティング−多面体グラフと3Dコンピュータグラフィックス−」(講師:情報科学研究科 野中秀俊准教授),「材料表面の科学−マテリアルの寿命は表面で決まる!」(講師:工学研究科 上田幹人准教授)をテーマに講義が行われ,各教員から“工学の面白さ”や“行っている研究の可能性”が熱く語られました。
 最後に,釧路市内の高校を卒業した工学研究科大学院生である久木野志保さん(空間性能システム専攻修士課程1年)と藤田諒太さん(材料科学専攻修士課程1年)から参加者へ,大学入学時の不安な心理や一人暮らしの大変さと楽しさ,大学院入学準備や研究活動の状況,就職を決めるまでのエピソードなどについて触れると同時に,これからエンジニアとしてどのように社会に貢献していくかの夢についても真剣に語られました。
 参加者は,約3時間半にわたる内容にも関わらず熱心に聞き入り,講義終了後も講師に質問するなど,好評のうちにセミナーを終了しました。

 
開会の挨拶をする三上工学部長
開会の挨拶をする三上工学部長
 
(工学研究科・情報科学研究科・工学部)

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