10月30日(金)から,附属図書館正面玄関ロビーにおいて,附属図書館・大学文書館共催企画展示「北大生の学生群像」(全4期)をスタートしました。
今回の第T期は「札幌農学校生の学生生活(1)―札幌農学校で世界と出会うとき―」と題し,1876(明治9)年〜1900(明治33)年,札幌農学校前・中期,第1〜18期生の学生生活の様子を示す資料を展示しています。展示品はいずれも附属図書館,大学文書館が所蔵する資料や図書です。
前・中期の札幌農学校では,外国人教師が洋書を使い,英語で最先端の西洋の科学や文学等を講義しました。学生たちは教室で世界と出会い,後に各界で活躍する素地を育みました。展示資料は,W.S.クラークの植物学講義を書き留めた第1期生佐藤昌介のノート,寄宿舎の洋食献立,「マリモ」を命名した第18期生川上瀧彌の阿寒湖調査報告,宮部金吾教授にホップ病害調査を依頼した大日本麦酒株式会社技師藤田昌(第15期生)の書翰等です。また合わせて,佐藤昌介,内田瀞,大島正健,新渡戸稲造,内村鑑三,高岡熊雄,平塚直治などの学生時代の回想をパネル展示しています。
諸先輩の学生生活の様子から,かつて自分が過ごした学生時代に思いを馳せたり,今過ごしている学生生活をより充実させるためのヒントを得たりできるかも知れません。ぜひ,ご一覧下さい。
2010(平成22)年2月16日(火)からは,札幌農学校後期(1900〜07年,第19〜24期生)の学生生活をテーマに第U期の展示をする予定です。 |