10月23日(金),教育学研究院は,来日中の上海市教育委員会訪日団を招き,日中の教育の現状・課題や今後の国際交流の推進等に関する意見交換を行いました。
会談は教育学研究院会議室において行われ,上海市教育委員会訪日団の沈 明氏(上海市副市長),李 修氏(上海市教育委員会 副主任),王宏氏(上海市教育委員会 身教育所 所長), 人氏(上海市教育委員会国際交流所 所長), 氏(上海市教育委員会国際交流所副調査研究員)ら8名,教育学研究院の所研究院長,小内副研究院長,姉崎教授,横井准教授,光本助教が参加しました。
訪日団側は,日本の教育内容・カリキュラムの標準化と学校教育の実際との関係,教師教育改革の動向について,教育学研究院側は,中国が諸外国の経験に学びながら自国の教育モデルを構築しようとしていることについて,それぞれ関心と質問を述べ,相互に意見交換を行いました。
会談終了後,訪日団は,横井准教授・光本助教の案内で,札幌市内の小学校(札幌市立三角山小学校 池上修次校長)の視察を行いました。耐震建築や避難設備等の防災・安全確保,道徳教育,新学習指導要領において必修化が予定されている「外国語活動」などについて,訪日団の関心は高く,現場との活発な質疑が行われました。
今回の会談,視察を機に,教育学研究院と上海市・中国の大学との教育研究交流が深まることが期待されます。 |