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「第5回先端化学に関する
北海道大学−南京大学交流シンポジウム」開催

 本学理学研究院化学部門では,本学理学研究科と中国南京大学化学化工学院との間で締結された「友好学術交流協定」を受け,2005年より南京大学化学化工学院と隔年で場所を替えながら先端化学に関する交流シンポジウムを開催しています。
 本年度は,南京大学及び安徽師範大学において11月9日(月)から11月11日(水)の日程で「第5回先端化学に関する北海道大学−南京大学交流シンポジウム」ならびに「2009年南京大学−安徽師範大学−北海道大学GCOE−NIMS/MANA交流シンポジウム」を開催しました。すでに5回目とあって北大と南京大から参加する教員はお互いにかなり親交を深めており,1年ぶりの再会を懐かしみました。
 初日は南京大学においてHuangxian Ju教授と本学の武次徹也教授が最初の挨拶を述べた後,14件の招待講演があり,物理化学,無機化学,錯体化学,分析化学,材料化学,理論化学と化学の幅広い分野で活発な討論を行いました。
 2日目には安徽師範大学に場所を移し,300名を超える学生で埋まった熱気あふれる大講堂で10件の招待講演が行われました。招待講演では,北大教授6名,南京大教授13名,安徽師範大教授5名が最新の研究成果を報告しました。北大から参加した大学院生8名は初日に南京大で企画されたポスターセッション(発表件数26件)で発表を行いましたが,講演においても積極的に質問し,中国の研究者,学生とも短期間のうちに交流を深めることができました。夕食会には安徽師範大学の学長も参加され,和やかな雰囲気の中大いに親交を深めました。
 次年度は,南京大学,ソウル大学と3大学合同での交流シンポジウムを北大で開催することを約束し,会を閉じました。
 
南京大学の会場前 安徽師範大学の会場前
南京大学の会場前 安徽師範大学の会場前
 
(理学院・理学研究院・理学部)
 

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