アジア人財資金構想 北大フロンティアプログラム
「産業・技術フォーラム 2009」を開催 |
経済産業省と文部科学省が共同で実施するアジア人財資金構想(高度専門留学生育成事業)「北大フロンティアプログラム」では,去る11月21日(土),第1回産業・技術フォーラムを開催しました。(企画:アジア人財資金構想 産業・技術フォーラム実行委員会,共催:北海道大学工学部同窓会,後援:経済産業省北海道経済産業局)
本フォーラムは,日本企業に就職を希望する工学研究科および工学部の留学生を対象に,企業への理解を深め,今後の進路を広く考える機会を設けることを目的に企画されました。また,企業と留学生の双方にとって,技術や研究に関する情報交換の場になれば,との思いから,参加企業,北大フロンティアプログラム参加留学生,北大OBの方が交互にプレゼンテーションを行う全員参加型プログラムを組むなど,新しい試みも取り入れました。
当日は,民間企業5社8名(日本データーサービス株式会社,日本ケミコン株式会社,日本軽金属株式会社,株式会社沖データ,株式会社大林組),本プログラム参加留学生13名のほか,一般の留学生や北海道経済産業局の方々も含め,総勢45名の参加となりました。
オープニングでの三上研究科長の挨拶に続き,参加企業の担当者からは,会社概要,先進的または特徴的な技術の紹介に加えて,留学生の就職状況,キャリアパスの事例などについての発表が行われました。本プログラム参加留学生は,自己紹介や将来の抱負,現在の研究内容,インターンシップに参加して感じた文化の違い,日本語を学ぶにあたっての努力など,様々なテーマでプレゼンテーションを行いました。発表後の質疑応答では,予測のつかない質問に対しても,しっかりとした日本語で答えるなど,これまでの授業の成果が感じられる場面も多く見受けられました。
また,札幌市内の会社に勤務する本研究科博士後期課程修了のOBからは,現在の仕事や就職時の苦労話,今後の抱負などをお話ししていただきました。自身のプライドを傷つけることなくいかに異文化に溶け込み,自己形成を図るのか,といった話は,留学生ばかりでなく参加企業の方々にも有益ではなかったか,と思われます。
フォーラム終了後は,エンレイソウにて歓談の場を設けました。参加者同士が直接,話をして交流を深める良い機会となったようです。
最後に,この場をお借りして,フォーラムに協力していただいた関係者各位に心よりお礼申し上げます。 |
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三上研究科長の挨拶 |
参加企業のプレゼンテーション |
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プログラム参加留学生のプレゼンテーション |
北大OBによる講演 |
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企業の方とプログラム参加留学生 |
交流会終了後の記念撮影 |
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(工学研究科・工学部) |
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