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北海道大学病院で「緩和ケアと音楽療法の夕べ」を開催

 北海道大学病院では,10月7日(水)に,札幌大谷大学短期大学部音楽科教授 中山ヒサ子氏と和・ハーモニー音楽療法研究会活動部員の皆様を迎えて,「緩和ケアと音楽療法の夕べ」を開催しました。
 この企画は,10月10日(土)が世界ホスピス緩和ケアデーとなっており,日本ホスピス緩和ケア協会では2006年度から「世界ホスピス緩和ケアデー(World Hospice & Palliative Care Day)」を最終日とした1週間(2009年度は10月4日〜10日)を 「ホスピス緩和ケア週間」とし,ポスターの掲示及びセミナーや見学会の実施などをとおして緩和ケアの普及啓発活動に取り組んでいることから,当該週間の中間日に本院におけるがん診療連携拠点病院機能強化事業の一環として実施したものです。
 当日は,がん診療に携わる院内外の医師及びコメディカルスタッフのほか,入院・外来患者やその家族ら100名程が参加しました。
 初めに,本院腫瘍センター緩和ケアチームの田巻医師から緩和ケア(がん及びがん治療に伴い生じる身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛に対して,取り組む医療・ケアのこと)に係るレクチャーが行われた後,中山氏から音楽と治療との関わりについてレクチャーが行われました。
 続いて,中山氏の指導により,参加者たちも一緒に声を出して歌う音楽療法の実践が行われ,その中で和・ハーモニー音楽療法研究会活動部員4名による男性4部重唱がピアノの連弾演奏に乗って披露されました。
 参加者たちは,男性たちの素晴らしい歌声に感動すると共に,懐かしいメロディーに旧き日を思い出し,音楽療法の効果を感じ取ることができたようです。
 
和・ハーモニー音楽療法研究会ナチュラル・フォーの合唱 音楽療法の実践を指導する中山ヒサ子教授 プレゼンテーションを行う田巻医師
和・ハーモニー音楽療法研究会
ナチュラル・フォーの合唱
音楽療法の実践を指導する中山ヒサ子教授 プレゼンテーションを行う田巻医師
 
(北海道大学病院)
 

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