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「新水産・海洋都市はこだてを支える人材養成」説明会を函館で開催

 去る1月23日(土),水産科学研究院では,今年度採択された科学技術振興調整費「地域再生人材創出拠点の形成」事業の一環として,4月から開講する人材養成プログラム「新水産・海洋都市はこだてを支える人材養成」の説明会を函館市元町にある老舗レストラン「五島軒」本店で開催しました。
 本企画は,平成22年度受講生募集(1月25日(月)〜2月12日(金))に先立ち,広く市民の皆さんに本事業を事前に知ってもらい,受講生としてより多くの方に応募してもらうことを目的としています。
 函館市が産学官連携で提唱する「函館国際水産・海洋都市構想」の実現に向けて,本事業は,水産・海洋に関する幅広い知識や技術を持ち,地域の企業や漁業者などと学術研究機関を結びつけ,産学官の強力な連携を促進する役割を果たす「水産・海洋コーディネーター」を,また,構想推進に関する企画イベント等で活躍する市民応援団「海のサポーター」を養成し,地域の活性化に貢献できる人材を輩出するための事業です。
 説明会では,初めに函館市国際水産・海洋都市推進室 藤田秀樹室長が本構想と地域の活性化について述べられた後,運営委員長の安井肇准教授が,「持続可能で豊かな水産・海洋都市の形成,地域再生を実現するのに函館は非常に適している地域である」とし,これに貢献する人材養成の必要性を説明しました。株式会社五島軒の若山直社長は,「ペリー来航により箱館は開港し,その数年後には日本初の洋式帆船「箱館丸」を函館の船大工は作り上げてしまった」と,当時の函館の高い造船技術の話題などをおりまぜて,「海に囲まれた函館の過去・現在・未来」と題し,函館を魅力的に語っていただきました。
 当日は幅広い年齢層の方が来場し,募集要項,カリキュラム,また,将来の函館の街づくりについて活発な質疑応答が展開されました。参加者は予想を上回り,会場が手狭となるほどに盛況裏に終了しました。

 
事業について説明する安井肇准教授 函館について熱演する(株)五島軒 若山直社長

事業について説明する安井肇准教授

函館について熱演する
(株)五島軒 若山直社長
熱心に聴講する参加者  
熱心に聴講する参加者  
 
(水産科学院・水産科学研究院・水産学部)
 

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