4月1日に学内共同教育研究施設として環境健康科学研究教育センターが設置されました。
平成22年度から本センターにおいて開始される環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に係る委託事業は,北海道地域で9,000人の子どもとその両親の健康と,その家庭及び地域の自然社会環境を平成22年度から平成37年度まで(子どもが0歳〜13歳まで)合計16年間追跡調査を実施し,環境化学物質をはじめとする様々な環境リスク要因が健康に与える影響,健康阻害作業と健康増進要因を解明するという調査研究です。本センターは,この事業を確実に実行できる組織と体制を整備するために検討され,同時に本事業の実施に加えて「環境と健康」に関する多様な研究と教育を推進するセンターとして設置されました。
本センターでは,「エコチル調査」などの環境と健康に関する対外プロジェクト研究を確実に担うことができるように,プロジェクト研究推進部門,研究支援部門,国際連携部門,連携教育推進部門の4つの部門を設置し,「環境と健康」に関する研究プロジェクトを支援推進するとともに,「環境と健康」に関する総合的な教育プログラムの開発・運営等によって幅広い学問的視野をもって国内外で活躍できる専門的な人材を育成していきます。このような諸活動により,世界的なレベルで環境と健康に関わる広い分野の研究と教育を推進していきたいと考えています。 |
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(環境健康科学研究教育センター) |
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